車検の速太郎 三鷹店・工場長/2010年入社 小松さん

※2023年4月現在、セルフ日の出インターSSへ異動。

5年間ディーラーで整備士を経験したのち、25歳でヤマヒロに入社。なぜヤマヒロを選んだのですか?

小松さん(以下、(小))ディーラーでの労働環境は、決して良いものとは言えなかったんです。業界的なものもあるとは思うんですが、朝早く夜遅い環境。それに「営業マンが花形で、整備士は従者」みたいな価値観があるような気がして……。そんなときに後輩がヤマヒロでバイトをしていて、この会社を知ったんです。話を聞いてみると「風通しが良くて営業も整備士も平等」と。すぐに「これはいい会社だ!」と感じて応募しました。

ディーラー時代の先輩をヤマヒロに誘った、というエピソードを伺いました。

(小)そうなんです。もう7〜8年前ですかね。私がヤマヒロで働き始めたとき、いちばん親しかった先輩がディーラーの仕事で悩んでいて。もう身体に影響が出てしまうくらいだったんです。そんな状態で働き続けるのはよくないし、「いい会社あるんで一緒に働きませんか?」と誘いました。ヤマヒロには今、三鷹店を含め3軒だけ「指定工場」と呼ばれる工場内で車検を取ることができる民間車検場があるんですけど、今ではなんと彼もそのうち一つの工場長に。お互いの悩みや夢を語れる、良き仲間になりました!

実際に働いてみるとどうでしたか?

(小)ディーラーだと当然同じメーカー・同じ車種の仕事が多いんですが、転職後はいろんな車に触れるようになったので、まずそこが大きく変わりました。またヤマヒロでは営業とメカニックに仕事の垣根はなく、店舗として目標を持てる。やっぱり自分でお客様に声をかけたり、リピーターの方に直接お願いされたり、人の顔が見えると断然やる気も変わってきますね。以前は人の顔より車の顔ばかり見てましたから(笑)。それから「指定工場を取る」というチームとして大きな目標もあったので、そこに向かって仲間と努力できる環境がうれしかった。

その後しっかり、ヤマヒロ初の指定工場を立ち上げられたんですね。

(小)はい、指定工場にすることが一つ大きな目標だったので。着任から3〜4年かかかりましたが、実現することができました。ただその道のりは楽ではなかった。そもそも当初は何を勉強したらいいかもわからず、最初に受けた審査では「全然ダメだね」と言われてしまう始末……。そこから1年くらいは死にものぐるいで勉強し、3度目の挑戦でようやく指定工場を取ることができました。

2度目の挑戦では、緊張のあまりひとつミスをしてしまったとか……?

(小)ええ、そうなんです(苦笑)。満を持して挑んだ2回目の審査で、いわゆる車高を示す「最低地上高」という車検には絶対に必要な数字を計り忘れてしまって。普段なら絶対しないような基礎的なミスだったので、もう何を言われても仕方ない、と思いました。でもそのとき上司だった今田さんが「残念だったね。でも次の審査で頑張ればいいよ」って声をかけてくれて。うじうじしてても仕方ない! と切り替えることができました。

その後「車検の速太郎 三鷹店」の立ち上げメンバーとして異動されました。

(小)はい、三鷹店がSSなしの車検専業店舗としてリニューアルすることを聞いて、希望を出しました。当初はリニューアルのタイミングで工場長になることを目標にしてたんですが、新店舗に対する会社の期待値がすごかったこともあり、まずは主任として。実際、店舗がオープンしたら、スタート直後から立てていた目標をゆうに超えてしまう状況で。売り上げは好調でしたが、その分ものすごく大変でしたね(笑)。

現在は念願だった工場長に。どんな経緯がありましたか?

(小)社長面談で「今度こそ、三鷹店の工場長になりたいです」と直接伝えました。そしたら社長からは「今田さん(当時の工場長)を追い出せ」と(笑)。そこから、そのためにはどうしたらいいかを考え、自ら進んで通常は工場長がやる業務に挑戦することで、今田さんがいなくても店舗が回るよう努力をしていきました。すると、だんだん今田さんや部長からも認められ、2年後にはついに工場長に就任させていただくことになりました。

目標としている人はいますか?

(小)やっぱり今田さんですね。今田さんって誰かが困っているときには、たとえ自分の評価に繋がらなくても迷わず助けにいくんですよ。震災のときなんかは計画停電でラインが止まっちゃうからって、率先して自分のシフトを電力の供給される深夜に変更したり。エリアマネージャーになってからも、人が足りなさそうときには車の窓拭きや接客などをさりげなく手伝ってくれたり。そういうことを見てきたから、私も常に「仲間の力になりたい」と思うようになりました。

今後の目標を教えてください。

(小)まずは工場長として、実績が出せるように頑張ります。ゆくゆくは、いままで今田さんがやられている第一事業部の部長、工場全体を監督するエリアマネージャーの立場になりたい。最近ヤマヒロでは、保険や車の販売など事業の幅が広がってきています。自分が部長になれた際には、工場でも車両の販売をできるようにしたいと思っています! 少し意外かもしれませんが、これからは工場も修理するだけではなく、生涯にわたってお客様のカーライフに貢献できる場所になっていくイメージがあるんです。

そのときヤマヒロには、どんな会社になっていてほしいですか?

(小)いまヤマヒロはどんどん大きくなっている状況ですが、どんなに事業が拡大しても風通しの良い会社であってほしいですね。ふつうこのくらい規模だと役員に会う機会もなかなかないと思いますが、ヤマヒロでは社長にだって直接お会いして、意見を伝えることができる。そういう風通しの良さを、そして何より営業も技術職も関係なく社員同士リスペクトを持って切磋琢磨できる環境を、この先も守っていきたいです。

この記事を書いた人