取締役・人事部長/2005年入社 市川勝利

ヤマヒロのITインフラ整備の第一人者、市川さん。最初はPCすらない状態からのスタートだったとか。

市川さん(以下(市))私が入社したのが15年前。出勤するとFAXが10cmくらい溜まっているのが常だった時代です(笑)。使い勝手がいいFAXを今でも使用する他社さんは多いようで、私たちも最初のシフトチェンジは大変でしたが、皆さん素直に聞いてくれて割とスムーズに。社長が音頭を取ってガラケーからスマホに変えるように促してくれたのも大きかったです。

具体的にどのような変化がありましたか?

(市)「G Suite(※)」を導入し、社員全員に個人IDを持ってもらいました。これにより、それまで各店の売上報告は、本社にFAX→本社でエクセルに入力→紙で出力→各店にFAXといった流れでしたが、導入によりオンライン上のエクセルに各店がそれぞれ入力するだけとなり、作業の無駄を大きく無くすことが出来ました。経費精算なども個人携帯のクラウドで手軽に済ませられるように。チャット機能でコミュニケーションも円滑になり、本社から店舗への質問も瞬時に解決、情報共有もすぐにできるようになりました。本社や店舗間の電話連絡の時間が、お客様のために使うべき時間を大きく削っていたんですよね。

(※)Googleが提供するビジネス用アプリケーション。様々な業界で使用されている

会社としての変化はいかがでしょう?

(市)生涯的にお客様と付き合っていきたいという考えがベースにあるので、それまで紙でファイリングしていたお客様の情報をデータベース化する顧客管理システムを導入したのは大きかったですね。お客様一人ひとりに合った質の高いサービスを社員の誰でも瞬時に提供する目的です。参考にしたいと見学に来る他社様からは、やり切れないといった声も聞きますが、弊社では幹部の目が行き届く事業部制にし、研修も行いながら使ってもらいやすい仕組みづくりを取り入れてシステム化を図っています。

コロナ禍で変動的な今の状況下で、IT整備がされているか否かによる影響は大きかったでしょうね。

(市)そうですね。日常業務の電子化、ウェブ会議なんかも2年前から取り入れていましたし、逆に今回のことで他社さんの相談に乗り、情報紹介する件も多いです。うちでは例えばITが得意な若手社員が新しいサービスを考案することも。ある店舗が単独で導入した良いシステムを他店舗が真似し、全店舗展開に会社として広げる、という文化も出来上がってきている。社員のITリテラシーは業界の中でもかなり高いと思っています。

社内のシステム周りを整えた後、10年目で人事部へ異動となりまた改革を起こします。

(市)改革というと大げさですが(苦笑)、採用担当を若手の社員にしました。他社でうまくいっている採用活動を見に行って、マニュアルを作り、若手を人事に採用して時間をかけて教育して。今、新卒担当は最終選考までほぼ100%若手に任せています。3年くらいかかりましたが、スタッフは“人財”ですし、組織づくりの要ですから。今はっきり言えるのは、採用担当は若手がやったほうがいいということですね(笑)

“人財”という言葉が出ましたが、若手の指導で大事にしていることは?

(市)「失敗してもいいから挑戦!」でしょうか。実際にやってみてダメだったら次の方法を考える、というのはヤマヒロの風土でもあります。弊社の規模感も考えると、しっかり考えつつ、スピードを持って実行してもらいたいので、よく口にしていますね。他は自由にやってもらっています。

ヤマヒロのハード面、ソフト面を整え、社長賞を受賞されました。

(市)入社して14年目に主に社内のシステム構築と、社内環境の整備等を評価していただきました。本社のレイアウトも効率重視で大きく変え、フリーアドレス(※)にしたり。受賞によって参加させてもらったラスベガス研修は、現地のホテルビジネスについて歴史とともに学べたのがおもしろかった。ITの活用方法や変化に対応するスピードの速さなど素晴らしく、勉強になりました。

(※)社員が個々の自席を持たず自由に働く席を選択できるオフィススタイル。

この先目指している会社像はありますか?

(市)女性社員は増えてはいますが、まだまだ男性比率は高い。女性の管理職ももっと増やしたいですね。女性が活躍できる環境を整えれば、また新しいヤマヒロの価値が生まれる。結婚や出産をしても、また働きたいと思ってもらえるような組織をつくっていきたいです。

そこに必要な人材とは?

(市)学歴や今までの知見、スキルというより、ずっと学び続けられる人でしょうか。そして素直で元気な人。素直に聞いてくれる人の方が成長しますし、元気に挨拶してくれる愛嬌も大事。ヤマヒロで働く中で、学び続ける姿勢はより根付いていくと思います。最近も、弊社が受賞を目指している「日本経営品質賞」の申請レポートを読み感想文を提出する課題があったのですが、そのクオリティの高さに成長を感じていたところです!

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