せるふ武蔵野サービスステーション・店長/2014年入社 青山さん

※2021年3月現在、経営企画室へ室長として異動。

店舗近くの街道沿いにある「おまかせください!」の看板が目印の青山さん(笑)。

青山さん(以下(青))最初は悪ふざけかと思いました……。しかも実物を見るとけっこう大きいんですよ。会社もよくやるなあ! と(笑)

話題の看板

学生時代は教員を目指していたとか。

(青)もともと先生になりたくて大学で教員免許を取得したものの、まだ“先生”になる準備ができていないと感じて、最後の最後で路線変更したんです。「(教員への道は)人生経験を積んでからでも遅くない」と思ってのことだったんですが、同級生も家族も騒然でしたね(笑)。ヤマヒロには、企業説明会で出会って。来ていた社長はじめスタッフが皆楽しそうで、「ここならやっていけるんじゃないか」と思ったんです。

新卒入社し、1年で辞職を決意!?

(青)はじめは車の知識もぜんぜんなくて。当然お客様にも相手にされず、どうしても仕事がつまらなくて……。1年経って「辞めたいです」と伝えたら、社長から「3年はやった方がいい」と全力で止められました。いったんそれを素直に聞き入れ「心を無にして頑張ってみよう」なんて思っていた矢先、とつぜん洗⾞やコーティングなど、外装を扱う第3事業部に異動に。でも意外とそれが転機になりました。大学まで野球をやっていたので、比較的体力勝負の業務が自分に合っていたのかもしれませんね(笑)。少しずつできることも増え、お店でも活躍できるようになり、気持ちが上向いていったんです。

ターニングポイントとなった、社内売り上げNo.1獲得。

(青)「もう一度頑張ってみよう」と取り組んだ結果でした。「とにかく売ってこい!」じゃなくて、売るまでのプロセスを大事にする今の会社の考え方のおかげで、やりやすくなったことも追い風だった。同じ店舗のスタッフにも協力してもらって、1位を取れてからはやっぱり気持ちが変わりましたね。

入社3年目で優秀社員賞を受賞。スーツを着てコーティングを売ったエピソードも。

(青)ディーラーに出入りしていると、身なりや立ち居振る舞い、接客のレベルといろいろ気づくことが多いんです。ある日、ディーラーがスーツを着てお客様の車のドアを開けてあげるのを見ていて、ふと「ガソリンスタンドでこれをやってみたらどうだろう」と思った。それが意外とハマったんです。それ以来、いろんなお店で「客単価の高いサービスを行うお店はどんなことをしているんだろう?」と、ヤマヒロとの違いに注目して観察するようになりました。優秀社員賞については、そういった工夫や取り組みを評価していただいたんだと思います。

優秀社員賞受賞

その半年後にヤマヒロ史上最速、入社3年目で店長に。

(青)優秀社員賞を獲った時、社長から「1年以内に店長にする」と言われていたんですが、その半年後の年末、突然「年明けから店長」と任命されたんです。当時まだ26歳でしたし、年末年始で忙しかったこともあり、正直不安でいっぱいでしたが、慣れるまで部長がつきっきりで見ていてくれて。3ヶ月くらい経ってからは、ある程度コツを掴んで最初の数ヶ月分の数字も取り戻せましたが、あのとき経験の浅い店長を支えてくれた部長やクルーには、本当に頭があがりません。

店長になって心がけていることはありますか?

(青)「口だけの店長にはなるまい」と常々思っています。ある時、店舗の様子を見に回ってきたエリアマネージャーが、さりげなくお客さんの車の窓を拭いているのを見て、さすがだなあ、と。以来私も手が空いていればたとえ雑用であっても対応するようにしています。現在の武蔵野SSに異動してきた当初も大変でしたが、どんなときでも常に基本を大切にしています。

今年に入ってからは社長賞も受賞されていますね。

(青)ガソリン以外の収益で年間3000万円、前年比135%と去年に比べてかなり利益をあげることができました。キーパーコーディングでも、前年比160%という実績をあげています。4月からの新入社員も2人見ているので、若手の育成をしながら数字を伸ばしたことも評価してもらえたのかなと思います。彼らの自信にも繋がってくれたらうれしいですね。

周りからの信頼が厚く、「この人の為に頑張りたいと思った」と言うスタッフもいるそうで。

(青)誰がそんなことを(笑)。たいしたことじゃないです、「ちゃんと見てるよ」という意味を込めて、細かいコミュニケーションを心がけているだけで。例えばスタッフを見ていて、なんとなく雰囲気が違ったり、あまり楽しそうにしていないときには、声をかけるようにしています。

キーパーコーティング技術コンテストの初代チャンピオンでもある青山さん。

(青)今の店舗には、同コンテストで優勝した若手の女性技術者がいるのですが、意欲的に学ぼうとしてくれるだけでなく、彼女もまた後輩に良い刺激を与えているようです。ヤマヒロは “人” に投資する会社。積極的に研修を受けたり、資格取得のサポートもしてくれるので、入社前に知識がなくても即戦力になれる。皆で応援し合いながら上を目指し、サービスの質も上げていければ最高ですね。

今後の自身のキャリアについてどう考えていますか?

(青)まだ誰にも言っていないのですが、将来は幹部になって第3事業部をもっと拡大したいと思っています。でもやるからには、自分が納得している方法でしっかり成果を出して上にいきたい。近い将来しっかり数字を上げていく為にも、店舗でも2番手、3番手を育てていかないといけないな、と考えています。そのため今は、新入社員の教育が責任重大です(笑)。

教員になる夢はもういい?

(青)はい。ここで仕事を楽しみつつ、いつかは幹部として会社に貢献していきたいです。まあ、夏になると「高校野球の監督になりたいなあ」なんて思ったりもするんですけど(笑)。自分の所属する草野球チームもあるので、定期的に汗をかきつつ、野球への思いを満たしています! …でも実は、ずっと野球に関わってきた経験を生かして、何かスポーツ関連の事業を始めたい、なんてぼんやり思ったりもするんですよね。それにもしかしたら、「山口社長なら背中を押してくれるかも」なんて思ったり。先ほども言ったように、ヤマヒロは“人に投資する会社”ですから。

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